2005年、市民の声で社会を変えていこう

2005年1月7日 14時40分 | カテゴリー: ◇活動報告

新年おめでとうございます。調布・生活者ネットワークも1月4日から2005年の活動を開始しました。
 昨年は、猛暑や台風、地震、津波と大きな自然災害に多くの人命や財産が奪われた悲惨な年だったという評価をする人がいます。確かに、被害の大きさを考えると悲惨な年でしたが、その原因も壮大な地球の歴史の流れの一こまなのか、人間の過剰な生産・消費活動の結果としての現象なのか、災害からの復興だけでなく災害から何を学ぶのかも重要です。

 翻って生活者ネットワークの活動を通して見てみると、昨年2004年は『市民の声が行政や事業者に影響を与えて、当初の方針が変更された画期的な年』でもありました。
まず、調布基地跡地での野川下水処理場建設が、東京都の下水道局の事業計画で凍結されました。これは、長年生活者ネットワークが中止を求めてきた計画です。これまで都は、流域総合計画を見直して下水処理場の配置計画を新たに立て直すとしてきましたが、今回総合計画の見直しより先に、下水道局は事業凍結を表明しました。その理由は、私たちが主張してきた通り、水処理量(水使用量)が伸びていないからです。これまで、国も都も生活が豊かになればなるほど水使用量は増えるとして、下水処理量も増加することを計画の基礎に置いてきましたが、それが過大であったことは明らかです。日々水を大切に使う生活を選ぶ市民が増えること、事業者も節水型の機器を導入したことなど、水需要の抑制はいたるところで進んでいます。統計的にも水の使用量は何年も伸びていません。やっと事実に基づいた政策が選択されたといえるでしょう。大きな「市民」の成果です。

★そのほかにも、遺伝子組み換えジャガイモの屋外栽培実験をしようとしていた研究者は、種子の飛散を心配する農家や市民の反対で実験を凍結しましたし、ペットボトル入りのビールを販売しようとしていたアサヒビールは、市民の反対の声によって販売中止を決めました。
 私たちがどんな社会や生活を望んでいるのか、ひとつひとつの事柄に対してはっきりと声に出していくことの重要性を実感した年でもありました。

★市民が自らの思いをはっきり声にしていくことで社会を変えていく。2005年をそんな年にしていきましょう。今年もどうぞよろしくお願いします。