嵐のような都議会議員選挙

ネットの議席は市民と都政の架け橋です

東京・生活者ネットワークの全員で取り組んだ東京都議会議員選挙が終わって早くも2週間が経とうとしています。「政権交代」コールの嵐のなかで、民主党と推薦関係を持って選挙に臨んだ生活者ネットワークは、選挙区によって明暗を分けました。

ネット公認の当選者は西崎光子[世田谷]、山内れい子[北多摩二区:国分寺・国立]の2名、ネットが推薦した星ひろこさん[昭島]との3名で新会派をスタートさせました。19日の夕方多摩川にかかった虹のように都政と市民・生活者との架け橋になってくれる人たちです。

 調布・生活者ネットワークが応援した南多摩選挙区の原田恭子さんは、残念な結果に終わりましたが、活動の中でうれしい出会いもありました。
 ある女性と話したとき、彼女はこう言ったのです。「児童手当とか子育て支援とか言っても、子どもは大きくなってしまったし、私のように働いていると世帯収入が多いからと、何の支援も受けられない。専業主婦にばかり甘い今の政治には期待しないから、選挙には行かないわ」

専業主婦の問題については、国民年金の問題もあります。サラリーマンの無収入の妻が国民年金保険料を納めない第3号被保険者になるという制度については、生活者ネットワークは妻自身が保険料を払うという制度に変えるべきだという考え方で、国会でロビー活動をしたこともあります。そういうことも話しながら、「そう言って選挙に行かなければ政治の現場にあなたの批判は伝わらないですよね。投票に行かない人の意見は確実に政治からは無視されるんですよ」と話しました。

彼女は最後には「そうですね、じゃあ今回は投票に行きます」と言ってくれて分かれました。
 政治学者の山口二郎氏の近著「若者のための政治マニュアル」を読んで、投票に行くことの大切さを改めて深く胸に刻んだばかりだったので、ちゃんと届いたのかなとうれしく思いました。