10月から議会改革議論始めます!

「調布市議会改革検討代表者会議」を傍聴しましょう

調布市議会は、4月に改選されて顔ぶれが新しくなったのを機会に「議会改革検討代表者会議」を立ち上げ、議会改革に取り組むことになりました。
今日10月4日にその第1回の「議会改革検討代表者会議」(以下「代表者会議」)が開かれ、会議の使命や会議の進め方などが話されました。会議の座長を務める伊藤議長からは、「分権改革が進む中、議会に市民が求めるものも、議会の役割も変化してきている。住民を代表する合議制の議会としての役割を果たせる議会になるための議論を進める」との挨拶がありました。しかし、各派からの提案は正副の座長が取りまとめて、検討すべき案を会議に提案するということです。
 
◇合議制であるはずの議会での改革への議論も、「この場での代表者同士の議論は行わず、座長への質問という形にして、まとまらないものについては会派に持ち帰って検討し、その結果を会議に持ち寄る」という形です。
 ⇒これでは、せっかく市民が傍聴していても、議員同士の丁々発止の議論は期待できそうもありません。残念です。

座長挨拶に続いて、各会派代表が議会改革への思いを表明して座長に議会改革提案を手渡しました。
生活者ネットワークのドゥマンジュ恭子は、市民自治を実現する議会改革を求めて発言しました。その一部を掲載します。
 ■生活者ネットワークは、自分達の暮らすまちをより良く変えていくために、普通の市民を議会に送り出し、市民の政治意識を育てて、まちづくりの大事なことは市民が決める市民自治を進めることを目指しています。実際に私も議員として議会の一端を担うようになって、改めて議会での議決が私たちの生活と密接に関係していることを実感しています。
  しかし、残念なことに現在の議会のあり方では多くの市民に興味関心を持ってもらうことが難しい現状です。(中略)市民から議会の役割りや存在意義が認知しにくくなっていることは、この4月に行われた市議会議員選挙の投票率が約45パーセントと有権者の半数にも満たない人にしか関心を持ってもらっていないという事実からも明らかです。このことを議会として重く受け止め、改めて議会改革の必然性を確認しなければなりません。
  ですから、議会改革を通して、今まで議会との間につながりがなかった人たちへの新たなアプローチをすることが重要なことになると考えます。(中略)定期的に議会として市民と対話する機会を設けて、市民が期待する議会像をしっかりと把握するとともに、市民の政治意識を育て、議会の常識が社会の常識とかけ離れることのないような議会にしていくことが求められます。(後略)

 次回の「代表者会議日程⇒10月17日、午前10時から調布市議会全員協議会室」で開催。
 この日は、各会派の改革提案を代表者が説明します。議会のありかたについてそれぞれの会派がどんな考え方を持っているのか知る、良い機会です。是非傍聴に行きましょう。 そして、大勢の市民が傍聴することで議会改革を進めていきましょう。