2004.1.5 イラク自衛隊派遣に反対緊急集会を行いました

 私たちはテロ以降をどう生きるか 

■イラクでは未だに自爆テロが相次ぎ、日本人外交官も犠牲になるなど、治安の悪化が更に進む中、政府は自衛隊の派遣を強行しました。専守防衛という日本の防衛政策の根本を覆す自衛隊派遣にはネットは反対しています。
■04年1月5日
 「私たちはテロ以降をどう生きるか」と題する緊急集会を行いました。市民外交センター代表・上村英明さんからは、今回の自衛隊派遣は、自衛隊の海外派兵という問題に留まらず、国家主義・愛国心の強要という流れの一部であり、外国人やホームレスなどの「異質な存在」の人権侵害が隠されていると指摘がありました。確かに、アメリカが入国審査の際に採用し始めた「指紋採取・写真撮影」は「安全確保のための人権侵害」を明確に表しています。そこまでしなければ「安全」が確保できない状況にしてしまった責任は誰にあるのでしょうか。 
国内では、犯罪の多発の理由を不法滞在者・外国人に求める論調が強くなってきています。少年犯罪に対する懲罰的な意見・教育基本法改正論議など、「解らないもの・異質なもの」を排除したがる傾向が治安維持強化の根底にあります。  
安易に治安維持を求めるのではなく、本当に安心して暮らせる社会をつくるために人と人とのつながりを大切にする政治が必要、と生活者ネットワークは考えます。
■2003年12月20日
 写真は、新宿駅西口「イラク派兵に反対する東京ネット街頭アピールにて発言する調布ネット・八木あきこ。
 各地域のネット議員がリレートークを行いながら、道行く人に自衛隊派遣に賛成か反対かをシールを貼って意思表示してもらいました。