市民の元気で、未来に希望を運ぶ~こども・若者に希望の持てる未来を

 

主役の主婦を演じる二宮ようこ(左)

 

着物姿以外は、リユースショップの販売品です!   (エコメッセてらのサウルス)

36日、文化会館たづくりを会場に「未来(あした)を語る市民のつどい」を行いました。調布市内で様々な活動を行う市民が活動の意義と内容を発表しあい、情報を共有しあいました。

生活に根差した課題を政治の場に

 東京生活者ネットワークの共同代表で都議会議員の西崎光子さんから、生活者ネットワークの政治スタイルについて話を聞きました。世界婦人デーを目前にして行われた国会議員会館での集会の話を皮切りに、女性の視点で飲み水や食べ物のことを政治のテーマに取り上げたのは女性政治家だということ、日々の生活の中にこそ政治課題があるという生活者ネットワークの原点が語られました。

多様な市民活動がまちを変える、まちをつくる

 参加者のテーブルから様々な団体の活動を紹介していただきました。地域の方の介護や子育て支援を行うNPO団体や、生協の安心素材で作ったお弁当を販売する団体、原発都民投票から始まって脱原発の活動を継続しているグループもあれば、家族を介護する方たちの後輩の中学生に勉強を教える高校生や大学生を経済的に支えようとする大人のグループなど、多種多様な市民活動があることに、改めて市民の底力を感じました。

思いを伝える演劇の力で前に

    二宮ようこ が参加する東京YWCAの学習グループ「アステル」の仲間たちを中心とする出演者と一緒にミニ演劇。原発事故の不安ともどかしさの中、近所の人たちとのぎくしゃくした関係に悩む主婦の日常を描いた劇は、第4作目になります。ゴミ集積所の前で、原発の話をして浮いてしまう主人公(二宮)。エコな暮らしを実践している友人宅での集まりに触発されて、帰宅した夫と「私たちもできることからやりましょう」と盛り上がるラストには、少し明るさが見えます。

 劇の後マイクを握った二宮ようこは、「子育ての不安や学校での課題、男女差別など、その時々の問題を解決したいと、学習会やボランティア、市民活動を積極的に行ってきました。今回のチャレンジはその延長線上にあると思っています。市民のみなさんの応援で前に進んでいきます」と語りかけ、拍手のうちに集会を終えることができました。