今年も8月の間中、テレビでも原爆記念日と敗戦記念日を中心に戦争に関する番組が多く放映されました。特に今年は否応なく戦場に送られていく市民と戦地へ送った兵隊を「作戦」の名の元に簡単に捨てていく日本軍という組織の対比を強く感じました。
中国や朝鮮、インドシナの人たちにとっては侵略者、加害者であっても、心ならずも戦場に赴いた被害者でもあるということですね。戦争という非常事態のなかで、本来の人間性が失われることも戦争の怖さです。
この非常事態は、大災害にも当てはまります。阪神淡路大震災の時、報道管制を引かなくてはならなかったような事態が起きていたことが、少しずつ明らかになってきています。
この事実を元に、今回ドゥマンジュ恭子は「女性の視点に立った防災対策を」求める一般質問を行います。
防災対策に女性の参画を増やす
防災の計画や対策を作る会議や、避難所のリーダーなど発言力をもつ人たちの中で、女性の割合がどれだけいるのかは、女性の視点に立った対策を立てるのに大変重要な要素です。当事者でなければ気がつかないことは多々あるからです。年齢的な違いもあり、配慮が必要です。
特に、避難所での生活はただでさえストレスが大きく、施設的にも十分ではないのですから、実際にそこに避難する可能性のある市民が参加して避難所マニュアルをつくることが有効だと考えています。また、被災者の心のケアについても質問します。