■一般質問>その1.
【地球温暖化対策(CO2削減)に向けて】
(1)京都議定書に即した削減目標の設定を
<質問> 調布市は、地球温暖化対策の一つとして、2000年7月に、環境管理の国際基準であるISO14001の認証を取得し、電気・ガソリンの使用量削減、紙ごみの資源化を実践してきました。認証取得の前年1999年の数値を基準に削減量を定め、この4年間目標を達成しています。
ところで、1997年京都京都議定書は大枠として先進国のCO2削減目標を個別に決めたもので、日本は1990年を基準として6%削減することとなっています。ISOについて市の取り組みと成果については評価した上で、調布市の基準も京都議定書にあわせて1990年としてはどうか。
<答弁:市長及び環境部長>
1990年当時の電気使用量などの記録はないが、1999年以前の電気使用量はほぼ変化がないので、京都議定書発効の際に対応できるよう、省エネ機器の導入などによりCO2を大きく削減する目標を設定していく。
(2)各部がISOに意欲をもって取り組める工夫を
<質問>ISOの目標は達成しているものの、全庁的な意識改革はまだ十分ではなく、例えば議会棟に大型の電気冷蔵庫並みの電気を必要とする自動販売機がたいした議論もなく設置されたことは問題だ。
また各部各課で環境に配慮した施策を出し合うこと、またホームページでの公開する内容や方法をもっと工夫すること。
<答弁:環境部長>
環境部として2003年度から低公害車の導入や薄い浸透枡の設置などを新たに目標設定し、さらに各部の環境配慮施策の抽出・実施に取り組む。
※<成果>この質問をきっかけに、電気使用量の大きい機器の設置については、環境管理責任者である環境部長の決済が必要」という仕組みができました。
(3)市民の省エネ行動をどう進めていくのか
<質問> 市庁舎でのISOの実践を市内の公共施設や学校、更に家庭にも広げるためには、まず子どもへの環境教育が必要ではないか。市としてどのように取り組むのか
<市答弁>
市内の小学校で「調布市環境システム14001」を実施している学校の実践を充実させ、家庭でも取り組むようピーアールを図っていく。
(4)エスコ事業の取り組みを
<質問> 調布市は市庁舎の空調設備が更新時期を迎えているため、市庁舎と市民文化化会館たづくりの2施設を対象にエスコ事業に取り組もうとしています。2000年に生活者ネット(八木あきこ)の一般質問で提案し、市が取り組んだ「エネルギービジョン策定」の成果でもあり、さらに庁内の省エネが大きく前進することを期待する。
<市答弁>
市庁舎とたづくり(注:市文化会館たづくり)に平成17年度(05年度)実施に向けて準備を進めている。
※事後調査 市は書類による一次審査を終え、9月30日には審査を通った事業者6グループがウォークスルー(現場観察)実施。今後二次審査のための選定委員会の準備に入る運びになっています。
■一般質問>その2.
【市民がつくった社会教育計画実現に向けて】
※質問応答の続きは、文字数の都合で「八木あきこホームページ」に掲載しています。
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