市民からの予算提案書を市長に提出。05年度予算編成に向けて

今回で15回目-115件環境44福祉10子ども教育32他29

11月4日、調布市の2005年度予算編成に対して「市民からの提案」を市長に手渡しました。
 調布・生活者ネットワークではこれまで市民から寄せられた「一言提案」をもとに調査・検討し、予算提案の中に生かす「市民からの予算提案活動」を行ってきました。今回で15回目になります。

 みなさんも毎日の暮らしの中で、市の施策に対して様々な意見・要望があることでしょう。大切な税金を納めているのですから、より暮らしやすいまちづくりに使ってほしいし、1円だって無駄なところには使ってほしくないと思うのは当然のことです。
 そうした場合、市民が陳情や請願を提出するという方法もありますが、私たちは予算の編成時に合わせて、皆さんから寄せられた声を「市民からの提案」としてまとめ、市に予算要望しています。
 ネットではさらに年度途中で代理人(市議)と一緒に担当部署へのヒアリングを行い、市の考えを聞き、市民の考えや提案趣旨を理解してもらっています。これはまさに税金の使いみちを市民が提案する市民自治に繋がる活動なのです。

 さて、15回目となる「2005年度予算への提案」は、環境44、福祉10、子ども・教育32、まちづくり・その他29など、合わせて115項目にのぼりました。主なものは、
【環境では・・・】
 ・水道水の3分の2が井戸水であるおいしい水を飲むことができる調布市にとって、地下水の保全は大切です。そのための保全条例を制定すること。
 ・新ごみ処理施設へのガス化溶融炉設置は安全性に疑問がある上、ごみの分別・減量に反するため、導入はしないこと。
 ・シックハウス症候群の原因となる有害化学物質対策をきめ細かに行うこと。
【福祉では・・・・】
 ・介護保険が公平に、適正に運用されるための施策、質の向上。
 ・ 地域福祉センターでの給食サービスの改善。
 ・福祉機器の展示会・相談会を開催すること。
【子ども・教育では・・・  】
 ・子ども条例に権利の視点を盛り込むこと・特別支援教育は専門性を持った指導員を配置すること。
 ・市民参加で策定した社会教育計画案を早期に行政計画とすること。
【その他では・・・】
 ・使い勝手が悪いと不評なたづくりの駐輪場・エレベーター・授乳室等の改善。
 ・新潟中越地震を教訓にした地域の防災対策。

などを提案しました。
 ★ひとこと提案からまちづくり! (報告:政策委員・下釜芳江 )

※この提案に対する回答は、例年1月に入ってからネットに届きます。
※予算提案に対するお問合せは、調布・生活者ネットワークまでお願いいたします。