【写真は:11/8 調布市市長室にて】
調布・生活者ネットワークは、調布市が行う予算編成に対して、毎年生活者の立場からの政策提案を続けてきています。2008年度の予算編成に当たっても、環境、福祉、子ども、教育やまちづくり、防災など約100項目にわたって予算提案を作り、市長に手渡しました。
水とみどりのまち調布」をまちづくりの柱に」
市長との面談では、調布・生活者ネットワークの3つの部会の部長から、それぞれのテーマについて特に進めたい政策についての説明を行いました。
その後の話し合いの中で、「水とみどりのまち調布」をアピールするような大胆な政策や予算付けが必要ではないかと問題提起をしました。
その中で、入間町の国分寺崖線にかかるマンション計画等について市としての強い姿勢を求めました。市長からはできるだけのことはやっている、法律の枠内でぎりぎりの調整を行ったという発言がありました。
財政」についての意見交換
さらに、市長から政策を実行する前提としての財政運営について、生活者ネットワークとしての評価・かんがえかたをお聞きしたいというご発言がありました。
生活者ネットとしては、予算・決算のときにそれぞれ政策評価を行い、意見を述べています。用途の規制がない臨時財政対策債を毎年計上していることや立体交差事業や職員の大量退職に伴う今後の大きな財政需要を考えると、楽観できる財政状況ではありません。 国は、2008年度予算から「財政健全化法」に基づいて自治体の財政状況をシビアに判断していく予定です。地方自治体もこれまでのように、国の補助金を当てにして事業を組む財政手法は改める時期に来ています。
生活者ネットワークは、「財政健全化法」を含む財政についての学習会も行ってきていますが、今後も持続可能な財政運営を求めていきます。
◆今回の予算提案で取り上げた政策も必ずしも財政負担を伴うものばかりではありません。潤いのあるまち、住みやすいまちの実現のために市民の知恵を提案していきたいと思います。