2008年の幕開けは全国的な荒れ模様で始まりました。
雪崩れなど起こらないといわれていた所でテントを張って眠っていた人たちが、表層雪崩に巻き込まれて4人の方が亡くなりました。当初、「荒れ模様とあれほど予報していたのに無謀なキャンプをしての事故」と思っていたのは私も同様でしたが、ニュースを聞くにつれ、例年なら起こりえないような場所での事故だったのではないかと思い直しています。
地球温暖化の影響で、これまでの経験知が生きないほどの異常事態が次々と起きています。
誰がと言わず、私もあなたも全員が小さくてもできるところから何かに取り組まなければ、地球に住む生き物は全滅してしまう、ここ数年におきた大規模災害を思い起こしてそう思います。
まずはごみを減らそう
私にもできることといえば、まずごみの減量です。今年の新年も夫の実家のある大阪で迎えた私ですが、何でもごみとして燃やしてしまうあちらの流儀にはどうしても慣れません。調布市では絶対に一緒にしない生ごみとプラスチックが一緒です。紙くずもかなり大きなものも燃やします。
昨年の12月議会で大きな焦点になった「事業系ゴミ袋の値上げ案」、これも生活者ネットワークは環境の面から考え判断し賛成しました。
事業者への説明会で、実際に出されている事業系ゴミ袋の中身を出して、映像にして事業者に見せたそうです。紙ごみやプラスチック、不燃ごみが一緒に混ざっているものを見て、事業者も「ちゃんと分別すればもっとゴミ袋も減らせるな」と納得してくれたという説明でした。
地球温暖化が国際的にも最重要課題となっている現在、大企業だけではなく、環境に無頓着な企業は生き残れない、そんな厳しい見方をされる時代なのだと思います。人も企業も、自分だけ良ければいいという考え方を捨てなければなりませんね。
今日の福田首相の新年記者会見を見ていたら、「政治は消費者、生活者のためにあると考えて行わなくてはならない」というくだりがあって、大変驚きました。
–今頃気が付いたのかという驚きです–
生活者ネットワークは、これまでどおり生活者のための政治を実現するために、今年も市民とともに進める政治を行っていきます。どうぞよろしくご指導をお願いします。(事務局長 八木昭子)