暴挙!安保法案を強行採決 「国民が理解せず、反対している」法案だから…?
一連の安保法案について、事前の予想通り7月15日衆議院特別委員会、16日に衆院本会議で自民党、公明党の強行採決が行われました。
報道機関の世論調査では、あらゆる調査で法案に反対が賛成を上回り、過半数が「法案に反対」を表明しています。法案を今国会での成立については、賛成の2倍以上の57%が反対と答えています。
また、国民の理解については、共同通信の調査では「十分説明しているとは思わない」が84,0%、読売新聞も80%、毎日新聞、日経新聞、テレビ東京が「説明が不十分」81%と、すべての報道機関の調査で8割以上が、説明が不十分だと発表しています。
首相自身も国民の理解を得ていないことは認識しており、「今後国民の理解が得られるよう丁寧に説明していく」と言っています。しかし、国会での答弁をみていると、委員会で首相自らヤジを飛ばすなど、とても「丁寧な説明」をする気持ちがあるとは思えません。国会審議は国会議員への説明だけでなく、国民への説明でもあることを理解しているのでしょうか。
国会での説明は「時間数が100時間になったから」といって、勝手に審議終了にするような内閣が、一般の国民に向けて「理解が得られるまで丁寧に説明する」ことなど到底考えられません。
なぜ国民の大多数が反対する法案が採決されてしまうのか、選挙の結果が民意を反映しないという選挙制度の不備も考えられます。そもそも国民の理解がないからこそ、凶行(強行採決)に走ったのではないでしょうか。法案を無理にでも通してしまえば、そのうち国民は法案のことを忘れてくれるだろうとの読みがあるとも言われています。国民をばかにする内閣を許すことはできません。