生活者ネットワークが応援した山花郁夫さん(立憲民主党)が当選     元生活者ネットワーク都議大河原まさ子さんも比例で当選

 

第48回衆議院議員選挙が終わりました。投票率は53,6%と戦後2番目に低く、事前の報道通り与党など改憲勢力といわれる政党が3分の2を占めるという結果でした。首相が自由勝手に解散権を振り回すこの国の有権者の多くが、「選挙を通して政権をコントロールする」という意識を投票に表すようになるのはいつなのでしょうか。

 

大義なき解散とも「森友・加計隠し」とも言われる突然の解散で行われた選挙でしたが、結果的に立憲民主党という、「まっとうな政治、草の根の民主主義を取り戻す」ための新たな政党を生み出しました。野党共闘の名のもとに、各地で野党統一候補を立てる市民連合による候補者調整の動きも各地で行われました。

調布ネットが応援した立憲民主党の山花郁夫さんは比例復活当選を果たし、生活者ネットワーク出身の大河原雅子さんは、北関東ブロック比例区で当選しました。与党圧勝の中でも、国の将来を危ぶむ有権者の期待が立憲民主党に集まった結果です。

 

「森友・加計問題は税金を何に使うのかという問題。野党の追及を避けるために更に600億の税金をつぎ込んでこの選挙を行なうことに大義はない」

「強い人がより強くなることで、庶民はおこぼれを待つアベノミクスではなく、誰もが働いた報酬で豊かに暮らせるようにするのが政治。余裕ある生活者の存在で地域の経済を潤す」

「誰にでも起こり得る病気や高齢化、失職などのリスクに対する社会保障も政治の役割り」

選挙戦でこう訴えた山花さんと立憲民主党が、今後理念をどのような政策で実現していくのか、その際にどう「草の根の民主主義」の名に恥じない市民との対話を繰り広げていくのか、理念に共感した有権者を裏切らない今後の政治活動を注視したいと思います。