通信151号発行しました

活動レポート151号 2026.1.25 発行責任者 下釜芳江

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第四回定例会 一般質問

調布基地跡地留保地施設整備計画は前代未聞の市民軽視の進め方!9月議会に引き続き、再度一般質問

対象の土地は、調布飛行場、武蔵野の森公園、味の素スタジアムやアミノバイタルフィールドなどに囲まれた、西町に位置する最後の調布基地跡地留保地(6ha)で、現在は財務省が保有している。2000年代中頃、国が自治体での活用を促す方針に転じたため、2008年、市は「防災・スポーツレクリエーション機能を有する公園」を整備する利用計画を策定した。しかしその後、財政上の理由などで計画は進まず、現在は大部分を自然森林が覆っている。

そこへ2023年、FC東京が練習場移転の話を打診した。これをきっかけに、市は厳しい情報統制を敷き、2025年8月まで水面下で協議を進めた。市議会に初めて知らされたのも8月10日のスタジアムでの発表直前であった。さらに2024、25年度には、計画の説明がないまま、当初予算に関連予算が計上されていたことも明らかになっている。その後も市民への説明会も開かず、9月の基本計画素案公表から12月の基本計画策定まで実に3カ月という異例のスピードで進められている。

パブリックコメントには44人から135件もの意見が寄せられ、不透明なプロセスや市民軽視、公共性の低下、自然環境の喪失、将来的な財政負担、費用面の情報がないことなど、多岐に渡る懸念が示された。しかし市の回答は既定路線の維持を優先する不誠実なものばかりである。

繰り返される不可解な説明

1年半以上も秘密裏に進めた理由として、9月の私の一般質問で市長は「財務省に対して配慮する必要があった」と答弁した。しかし、基本計画を審査する財務省への配慮が、なぜ市民に秘密裏に進めることにつながるのか疑問だ。この間、私は財務省へのヒアリングを重ねているが、財務省と市の間でそのような協議があったことは確認されていない。しかし今回も、FC東京側の事情で情報の扱いに慎重さを求められたことに加え、財務省との協議を丁寧に進める必要性が要因として答弁された。さらなる真相解明が必要だ。

オープンハウスは形だけの市民参加手法

市は基本計画策定までにオープンハウスを4回開催している。しかし現場の担当職員はメモも取っていなかった。「この土地は調布市の土地である」との誤った説明を受けた参加者もいたと聞くが、公式記録が残らない。行政にとっては都合の良い手段かもしれないが、市民参加を進めるには説明会や意見交換会を開催するべきだ。

市民が求める広場の確保を

左下図は、現計画で配置される施設のうち運動施設にオレンジ、それ以外に緑を着色したものである。2024年の自然環境調査によれば、大径木(直径30cm以上の樹木)は259本で、そのうち200本以上が樹高15mを超える。しかし、現計画の図面を当てはめれば10数本しか残らない。アンケート結果からも、多くの市民が広場を求めていることがわかるが、ほぼ全域を運動施設が占める。運動施設割合は、今の条例にしたがって全面積の半分以下に抑え、広く市民が利用できる広場をもっと確保するべきだ。

市民が使える都市公園になるのか?

整備されるのは都市公園、つまり公共施設だ。FC東京の練習場を一般市民が日常的に使えるのか?という疑問がわく。市はスポーツを「する」だけでなく「みる」「ささえる」も市民利用に含める考えだが、民設のグラウンドでも練習の観覧はできる。観覧をもって公共施設の利用とする考え方は認められない。

計画には、「人工芝グラウンドもFC東京の利用が想定されている」とある。しかしFC東京の提案書には記載がなく、人工芝グラウンドは市民利用の施設として赤く塗られている(右上図)。どこから出てきた「想定」なのか質問したが答弁はなかった。そもそも、人工芝はマイクロプラスチックやPFASの汚染源となるため、公共施設での使用を避けることは、今や常識だ。

関連経費を当初予算に計上、説明責任果たさず

2023年にFC東京の打診を受けて以来、市は2024、25年度の当初予算に関連経費7000万円余を計上していたが、この計画の存在にはひと言も触れてこなかった。整備費だけで100億円、土地 代は20年前の時価で50億円が見込まれている。これほどの大事業を2年近く水面下で進め、予算審査時に説明責任を果たさなかったことになる。意図的に議会のチェック機能を弱める重大問題だ。長友市長が政治生命をかけた計画であるならば、自ら市民にも議会にも説明するべきだが、そのような動きはない。長期政権の腐敗は調布市民にとっても他人事ではない。今後も厳しく追及する必要がある。

 

第四回定例会

補正予算第2号、条例改正17件、契約議案4件、補正予算第3号、陳情2件などを審査した。

一般会計補正予算第2号に賛成

予算額に9億7000万円余を追加
保育施設への物価高騰対策支援・総合体育館整備・八雲台小体育館・調和小給食室改修設計費・市民農園新規開設経費・道路維持補修費など

議員の期末手当を引上げる条例改正に反対

すべての市民が物価高騰の影響を受けており、期末手当分は市民生活支援に回すべきと考え反対した。

証明書等発行手数料の条例改正に反対

住民票など証明書の発行手数料を改定。一部は市役所窓口のみ値上げし、コンビニ交付の料金は据え置き。同じ公共サービスに料金差を設けるのは不公平と考え反対した。

適応指導教室設置条例の改正に賛成

調布駅前広場のビル内に、中学生の教育支援センター CANVASが設置される。名称も太陽の子とともに「適応指導 教室」から「教育支援センター」に変更となり、子どもたちの多様な学びや活動を支援する居場所としての活用が期待される。

下水道条例改正に賛成

下水道使用料の値上げを含む内容。2032年には耐用年数50年を超え減価償却する管路が7割に達する中、予想を超える工事費等の高騰で2030年には現金が枯渇する見通しだ。節水機能の向上で下水道使用料収入は減っており、困窮世帯への減免措置もあるため、今後の下水道事業の健全な運営には避けられないと考え賛成した。

プロスポーツチーム連携事業基金条例に反対

市と包括連携協定を結んだプロスポーツチームと協働実施する事業等に充当する基金を設置する条例。協定締結チー ムはFC東京のみであり、明らかに留保地施設整備が目的である。寄付金の受け皿を目的とする一方、市の財源からの投入も可能である。市民や議会を軽視し、行政と民間主導で進める計画に市民の血税を投入することは認められず、反対した。

一般会計補正予算第3号に反対

第2号補正後予算額に20億7500万円余を追加

市民1人に3000円ずつ現金給付・・・・・7億2600万円
同事務費 ・・・・・1億7700万円余
子ども1人あたり2万円給付(国補助) ・・・・・7億4000万円
デジタル商品券事業(PayPay)・・・・・3億円(プレミアム分)
同事務費・・・・・8500万円
留保地基本設計委託費・・・・・3998万円余 など

3000円給付は、振込口座を把握している人にはプッシュ式で給付。一方、把握していない人は確認書への返答が必要で、1~2割程度には給付が届かない施策だ。デジタル商品券は1 口5000円で高齢者や生活困窮者は利用が難しく、いずれも 今、支援を届けるべき市民に届かない。

留保地施設整備計画は、不透明な進め方が最大の問題である。一例だが、市は議会に対して「財務省からもせっつかれている」と説明している。その結果、議会内で「この計画がとん挫すると、財務省が留保地を民間に売り渡す可能性もある」との噂が広まる事態を引き起こしている。財務省に直接確認したとこ ろ、留保地の活用は、最後まで市の主体性が尊重される。利用計画の変更も可能であり、噂されているような事態にはならない。不正確な説明で誤解を生じさせ、その状況を放置する市の姿勢は許しがたい。

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プレーパークを作ろう!

子どものころ、木登りや泥んこ遊びをした経験がある人はどれくらいいるでしょうか。今では「そんな時代じゃない」と言われることもありますが、本来、子どもは五感を使い、想像力を働かせ、時にはけがや衝突を通して成長していく“遊びの天才”です。

当通信150号で紹介した「まごじばのプレーパーク」に共感していたところ、調布地域協議会主催の「プレーパークってなに?」という学習会があると知り参加しました。前半は、国分寺市プレイステーションを運営する奥富裕司さんから、子どもたちが思い思いに遊び、本来の力を発揮している様子を伺いました。

後半は、参加者が理想のプレーパークを模造紙に描きました。池、ツリーハウス、芝生広場、焚火、カフェなど多彩なアイデアが出され、子どもが「小さなまち」を描くなど世代による発想の違いも興味深いものでした。「ただ遊ぶ場所ではなく、その子の人生につながる場だと気づいた」という声もありました。

子どもがありのままでいられ、それを見守る大人(プレーリーダー)がいる場所―そんなプレーパークを、調布市にもぜひ常設したいと思いました。Y.S.

 

野川の生き物調査報告
~身近な川に息づく多様な命~

秋の陽光が心地よい11月、野川の細田橋付近で生き物調査を行いました。大人9名、子ども6名が参加し、網を片手に川の中を探り、今回も多くの生きものに出会いました。

■個性豊かな生き物たち
今回も野川本川と、そこに流れ込む佐須用水の2カ所に分かれて調査しました。
るカワヨシノボリが見つかりました。

佐須用水:光るうろこが美しいオイカワや、岩陰に隠れるカワヨシノボリが見つかりました。
野川本川:「ややきれいな水」の指標となるコオニヤンマのヤゴや3種のカゲロウを確認。さらに、絶滅危惧種のネグロセンブリが見つかるというサプライズもありました!

■驚きがいっぱい!講師による「生き物ミニ講座」

捕まえた生き物をバットに入れ、専門家の先生に解説していただきました。

オニヤンマのヤゴ:川の中で6年間も過ごして成虫になります。
カワニナ:数が増えすぎてエサ不足でカルシウムが足りなくなると仲間の殻をかじってしまうことがあります。実際に傷跡のある貝殻を見て、自然界の厳しさを感じました。
シマイシビル:貝やエビの体液を吸って生きます。

今回の調査で確認できた生き物は全部で26種。身近な野川が、多様な生き物を育む貴重な場所であることを再確認できた一日でした。K.D.

 

活動報告

市議会
10/6~8 文教委員会行政視察(恵那市・蒲郡市・半田市)
10/12 商工まつり「20分子ども議会体験」
11/4 広域交通問題等対策特別委員会
11/28~12/17 第4回定例会
★文教委員会では、「多様化するスポーツニーズへの対応及びスポーツ施設の利用環境の向上によるスポーツ振興」をテーマに所管事務調査を行っています。

議員活動
10/8 新たなグリーンホールの整備に向けた専門家検討会議傍聴
10/9 第37回福祉大会
10/10・12/23 都市計画審議会傍聴
10/11 市民文化祭開会式
10/14 調布・生活者ネットワーク予算提案
10/19・11/15 おしゃべりカフェ(議会報告・調布市子ども条例)
10/23 武蔵野市子どもの権利擁護センターまもルーム活動報告会
10/26 調布市制70周年記念式典
11/2 ゆうあい福祉公社主催「ヤングケアラーを知ろう」(澁谷知子氏)
11/6国民健康保険運営協議会・景観審議会傍聴
11/27 教育委員会定例会・調布飛行場等対策特別委員会傍聴
12/10 公立学校PTA連合会主催「コミュニティ・スクールとPTA」
12/18 地域福祉推進会議傍聴

 

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人・まち・風

国際交流センターでのボランティア活動   村山洋子

中学校のPTA会長をしていた経験から、主に中学生の子どもの居場所やサポートに関するボランティア活動をいくつか行っています。

その一つに、外国ルーツの子どものための日本語学習支援があります。活動は国際交流センター(旧調布市国際交流協会)、通称cifa(CenterforInternationalFriendshipandAmity)が担っています。文化会館たづくりなどを運営している公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団の一部門で、調布市の多文化共生の実現に取り組んでいる組織です。私はここで中学生担当のボランティアとして活動しています。その中の「子ども日本語教室」の活動についてご紹介します。

現在、調布市には6000人を超える外国人が暮らしており、年々増え続けています。「子ども日本語教室」は、市内の公立小中学校に通う日本語の支援が必要な子どもたちが通う教室です。現在小学生約30名、中学生約20名、ボランティアは60名ほどが在籍して、水曜日と土曜日に学習を行っています。

子どもたちの日本語のレベルは、来日間もなく「あいうえお」を学習している子から話すことはできても読み書きや学習言語の習得に課題の残る子までさまざまです。どの子も日本語で行われる学校の授業に臨まなければなりません。そして、中学卒業を前に高校進学という現実と向き合わなければなりません。子どもたちは、自身の力でこの大きなハードルを乗り越えていきます。その姿にいつも元気をもらっています。

ボランティアは外国語が話せなくても大丈夫。みんな日本語でコミュニケーションしています。ボランティアは常に募集していますので、ぜひ見学に来てください。

 

2月おしゃべりカフェ

*テーマ:地域の課題を持ち寄り、木下やすこといろいろお話しましょう!
*日時:2月21日(土)14時~16時
*場所:調布市文化会館たづくり601
*参加費:無料
*主催:調布・生活者ネットワーク
*申込み・問合せ:電話042-487-3087
waku2seikatusha@mpd.biglobe.ne.jp

おしゃべりカフェは、毎月第三土曜の午後に開催

木下やすことたんぽぽ会議 (LINEオフィシャルアカウント)
登録していただくと、月に数回、 イベントや定例会情報をお届けします。
https://lin.ee/yB1KwBe

 

予算提案を市長に提出!

調布・生活者ネットワークの各部会(福祉・子ども・環境・食・女性)で調査や行政ヒアリングをおこない、課題の解決に有効な取組みへの予算化を求めました。