調布の水は大丈夫? PFAS学習会(6/4)
多摩地域の地下水が永遠の化学物質と呼ばれ、人体への影響が懸念されているPFAS(有機フッ素化合物)で汚染されていることが明らかになってから数年が経過しました。その状況は、有志の市民による血液検査の結果とともに深刻さを増しながらさらに明らかになってきています。
多摩地域ではかつて水道水は100%地下水が使われていました。水道事業が都営化された後も、人口増加に伴い割合は下がってきてはいるものの、地下水は水道水の一部に使われています。調布市もその例に漏れず、取水井戸は上石原配水所には7本、仙川配水所に2本、深大寺給水所に9本あります。現在、仙川と深大寺は工事のため取水を止めていますが、上石原の井戸はPFASが原因で取水停止している2本を除く5本が稼働中です。
PFASは、化学物質の中でも体内に取り込まれてからの半減期が2~4年と非常に長いのが特徴です。また、他の化学物質が体外に排出されるときには分解されて酢酸などに変化しているのに対し、PFASは体内でも分解されず、そのままの姿で排出されます。(一部はまた水に混ざって戻ってくるでしょう。)「永遠の化学物質」と呼ばれる所以です。
2023年2月半ばに調布市民の有志20名が血液検査を受け、その結果が明らかになってきています。そこでPFASとは何か?という基本的なこと、多摩地域や調布市の水の現状や血液検査の結果などを共有する学習会を開催します。すでに先行してPFAS汚染問題に直面し、対策を進めている沖縄の取組みについても学び、皆さんと一緒にこれからどのようなことに取り組んでいけば良いのか考えるきっかけとしていきたいと思います。ぜひご参加ください。
★資料の分量が多いため、申し込まれた方には事前にデータでお送りいたします。
※今回はオンライン配信は予定しておりません。ご了承ください。
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