「つくる会」陳情が採択され、傍聴席は唖然となった・・・

 調布市教育委員会・8/5(金)「教科書選定」傍聴rリポート 

「来年度から調布の中学校で使われる教科書選定のための教育委員会が、3回にわたり開催されています。
 選定候補教科書には、一方的な価値観や歴史観で貫かれた「中学校公民」や「歴史の教科書」も含まれています。
子どもたちにそうした教科書で学ばせたくはありません。
ぜひ教育委員会の傍聴に行って、私たちの思いを届けましょう。
 
●教育委員会開催日:8/5(金)  7/27・8/1は終了
       時間:午前10時〜 
       場所:グリーンホール小ホール 

〜7/22 教育委員会傍聴リポート〜
 報告事項のあと、「つくる会」の採択を狙う陳情について審査があった。
陳情内容は
1.指導要領に適合した良い教科書を採択してほしい 
2.採択にあたっての情報公開を十分にしてほしいという2点。
 最初に指導室として陳情項目についての認識を聞く質問があり、市としてはどの教科書も指導要領に適合していないとは思っていないし、情報公開も、教育委員会を公開しているので十分だと認識しているとの回答。
 2人の委員は、2点の陳情項目について現に実現しているもので、さらに陳情を受ける意味はなく、教育委員としての良心に従って選定するので陳情は不採択と表明。

これに対して、教育長は2点の陳情項目については現に実現しているので陳情趣旨と合致するから「趣旨採択」を主張、これに一人の委員と委員長の3人が賛成し趣旨採択となった。
 教育委員の中立性、独立性を自ら無視した教育長に、唖然の傍聴席でした。(リポート:八木)