【“とうきょう”を冷やす:公共施設の屋上を緑で覆う!】

 地球温暖化防止策として、まず調布市役所の屋上緑化を! 

 9/9(金)  地球温暖化防止に向けた緑化推進のテーマで、品川区の小・中学校の屋上緑化を見に行ってきました。

【学校の屋上を緑に】
 品川区の教育委員会は学校の屋上緑化を計画的に2002年度から進めています。芝(高麗芝)を植えている小学校と、果肉植物セダムを選んだ中学校を見学しました。先生の案内で屋上に。特別に防水加工などはしていないということでした。手間が要らないという理由でセダムを選んだ中学校では、生育状況が思わしくなく悩んでいたのにくらべ、芝のほうは先生たちの思い入れもあってか、よく管理され、とても立派な芝生になっていたのが印象的でした。最初は手で刈り取っていましたが、今は芝刈り機を使っているということです。板を利用した子供たちの図工の作品が芝のところに展示されていて、緑を大切にしようという思いが伝わってきました。 

【緑のカーテンで教室を涼しく】
 板橋区の小学校では地域の人たちと一緒になって「緑のカーテン」づくりに取り組んでいます。つる性植物を窓際に這わせることによって、日差しをさえぎり、暑い夏を涼しく過ごそうという工夫です。エアコンによる冷房と違って電気を使わないので地球温暖化防止にとても有効です。室外機からの熱風を出さないことに加えて、葉っぱの蒸散作用で周辺を冷やす効果もあります。5〜10度も下がったという事例もあるほどだそうです。

【まず、調布市役所の屋上緑化を!】
 午後からは、品川ネットの井上さん(生活者ネット区議)の案内で、区役所の屋上緑化を視察。市民のための見本園もかねており「屋上庭園」もかねた立派なものでした。車イス対応のスロープも設置されていました。日常の管理は職員のボランティアによるそうです。ひょうたんや稲、案山子もあり、見ごたえがありました。
 我が調布の市役所・学校など公共施設でも、地球温暖化施策として身近なところから早速取り組んでほしいと思いました。
 まず、市役所やたづくりなど公共施設の屋上緑化を。そして小・中学校では環境学習の一環として取り組めば一石二鳥、いや三鳥は間違いなしです。教育委員会や道路公園課の緑の係りなど連携し、専門家がアドバイスしていけば、一般家庭のベランダのグリーンカーテンなどへと広がりも期待できるでことしょう。(環境部会)