車いすでもスイスイですか? 仙川と調布のバリアチェックを行いました!

4人、座っている人、立っている人、アウトドアの画像のようです

11月8日、調布ネットのメンバーが社会福祉協議会から借りた車椅子を持って、仙川駅に集合しました。1992年、2001年に続く3回目の「まちのバリアチェック」です。最初の調査から30年経って、二つの駅は改築され、新たに制定された「交通バリアフリー法」によって、両駅にはエレベーターやエスカレーターが設置され、車いす利用者の利便性は大きく向上しました。

「駅のバリアフリーにまちづくりが追いついているのか」の検証が今回の活動の目的です。仙川の昔ながらの商店街、ハーモニーロードには今も多くの人が行きかいます。大雨に備えて、両側の店舗は道路から4、5センチ高くなっており、ほとんどの商店の前には、道路との段差を埋めるためのスロープが取り付けてありました。「車いすのお客様も多いですよ」というスーパーから、女性の介助者に押してもらっても乗り越えるのは無理かなというお店まで様々です。

ハーモニーロードの南端から東に向きを変えて歩いた大規模店舗の前の道路は、道路側に向かっての傾斜が大きく、ハラハラしながら車椅子を押して進みました。タイル敷きの道路もあり、タイルの大きさによっても車椅子が快適に進むかどうかの違いがあることも判りました。

午後は、調布駅に移動して公共施設の「誰でもトイレ」が車椅子利用者に使いやすいかどうかを調べました。たづくりのトイレのドアはとても重く、介助者なしでは開けるのが大変だと感じます。一方最近トイレの整備が行われた市役所の「誰でもトイレ」は、ドアも軽く広さも十分で、明らかにトイレの質は上がってきています。

今後も、当事者の方達へのヒアリングも行って、誰にもやさしい街づくりに向けて声を上げていきます。

仙川:バリアチェック2022のサムネイル 改訂調布:バリアチェック2022のサムネイル