シャボン玉月間首長メッセージをいただきました
せっけん運動ネットワーク*では例年7月はシャボン玉月間として、市民の方が環境にも体にも優しい石けんの利用を進めようという活動をしています。その一環として、自治体でも石けん利用の意識を高めていただくことも含めて、区市町村の首長にメッセージをいただく活動をしています。
6月27日、市民の方々と長友市長にお会いしてきました。市民の方が、自身の体験としてお子さんがアレルギー症状に苦しんでいたが、合成洗剤をやめ石けんを使うようになってアレルギー症状がずいぶん軽くなったという事をお話ししました。昨年は市の施設の状況を調べていただき、庁舎や給食室で石けんを使用していることが確認できたのですが、学校によっては家庭科室など合成洗剤が使われている状況なので、さらに石けん使用を徹底することをお願いしました。
また、最近はやりの香りが強い合成洗剤で洗濯された給食着は化学物質に過敏な子どもにとって(もちろんおとなにとっても)困りもの。洗濯は家庭の問題でもありますが、こうなると学校生活をする上でも大きな問題です。主婦であり、親である市民の方々の日頃の思いをお話しすることができました。最後に、ある石鹸メーカーでは自治体と提携し、給食で使われた廃食油で石けんを作り、学校などでその石けんを使用していると聞いたことをお話しし、市長から調布市では廃食油をどのように処理しているか調べることを約束いただきました。
*地域生協、大学生協、NPO、市民団体など、おおぜいが参加できるせっけん運動のネットワーク機構。せっけんを入口として環境問題全般に広く関心を持ち、相互交流をはかり、地域におけるせっけん運動の発展をめざしている団体。